こんにちは、@t_yamarimo です。
殿ダムを後にして、次の目的地である百谷ダム(ももたに)にやってきました。
こちらのダムを選んだ理由は殿ダムから比較的近かったと言うのが一番の理由ですが、調べてみると中々珍しいダムでした。
そんな訳で到着したところからですが、田舎道を延々と走って突如現れました。ダムっていつもの事ですが、山道を走っていて、ダム無いなぁと思っていると唐突に現れるんですよね。
高さ18mのこじんまりとしたダムです。しかし年季が入っているのか、読めないのが難とも。治水と灌漑用です。
いつものダム名エンブレム。
天端は人が二人並んで歩けるくらいの幅ですかね。ダムの大きさから考えてもこんなもんなのかなぁと。
貯水湖はこんなもんですかね。灌漑目的もあるので、この時期は水位が高めなのかもしれません。
天端から見た鳥取の風景。ダムの風景と言うか、鳥取の風景と言うか、悩みどころ。
この百谷ダムの一番の見どころは、この非常用洪水吐です。
今でこそ、量産型ダムと呼ばれているゲートの無いダムですが、この百谷ダムが完全自然調節のゲートレス洪水吐きを国内で最初に採用されたダムとの事です。
この百谷ダムができるまでのダムは基本的にゲートを持つものが前提だったようで、サーチャージ水位まで水位が上がると自動で水が流れていくのは管理の手間を考えると革命的だったのかなぁと。
洪水吐がアーチ状なのも珍しいですね。おそらく流れてくる水を1ヵ所に絞りたかったんですかね。
遠くから見てみると、いつもの量産型ダムとは少し形が違って独特の見た目ですね。重力式とアーチを混ぜたようなデザインは中々新鮮です。
百谷ダムは国内初のゲートレス洪水吐きというだけでも印象に残りますし、見た目もこじんまりとしている割には中々かっこの良いダムでしたかね。
おわり