こんにちは、@t_yamarimo です。
引き続き、苫田鞍部ダムになります。
先の記事でだいたい書きたい事を書いてしまったのですが、もう少し回りを見てみる事にします。
アスファルトフェイシングにしてもコンクリートにしてもですが、これだけ凸凹もしておらず、綺麗にコンクリート施工が出来るのはほんとどうやってんだろうって思わなくもないです。重力式コンクリートダムみたいな巨大建造物に比べたらこんなの朝飯前なのかもしれないですけどね。
こちらが貯水湖側になります。こうしてみると、苫田ダムの貯水湖から結構離れており、道も走ってますのでパッと見何のためにあるダムなんだって疑問が出てくるかもしれないですが、おそらく満水位になるとこの辺まで来るんだろうなぁと。そう思うと苫田ダムの容量って結構あるような。
下流側ですが、まぁこんなもんかなと。山の中の割には比較的開けているような気がします。
ダムの端に緑色の機械が置かれてましたので、なんぞこれって見てみると、「メインスラブ用スリップフォーム」と書かれてます。
その場では分からなかったのですが、調べてみるとこのダムの見どころであるコンクリートフェイシング部分を作るときに使われたもののようです。ダムの上から下までこれが移動するので、これに人が乗って、あのコンクリート面を作っていたようです。こう言った機械の力であの均等な面を作っていたんだなと。おそらくここに展示されているのは、他に流用できないもんだからですかね。ワンオフとはまた中々お金がかかるもんだなぁと。
こう言った展示や説明があると、ただ珍しいと思っていたコンクリート遮水も人の技術が詰まったものなんだろうなと改めて感じるところです。
おわり