【写真】スナップショット(2018/8/5) 豊稔池ダムその4
こんにちは、@t_yamarimo です。
引き続き、豊稔池ダムになります。結構写真撮ってたので記事も続きましたが、これで終わりです。
ダム周辺を見てみますと、改修事業についての碑があります。特に触れていなかったのですが、豊稔池ダムは平成の大改修とか言われているそうなのですが、老朽化に伴う補修を平成に入って行ってます。まぁ昭和初期のダムなんで作ってそのままなんて不可能ですからね。
ここで非常に好感度が高いポイントとして、豊稔池ダムの基本形状と景観を変えない事を前提に作業されたとの事です。この件については、地元の人からの要望があったとの記載も調べるとあったので、地域にも愛されてるダムなんだなと。
そんな理由もあり、貯水湖側の見えない部分をコンクリートで補修するなど、非常に細かい部分まで配慮された作業だったのかなと。
この手の話をすると、尾道にある栗原ダムの改修が酷かったとか言う話を思い出します。まだ実際に行ったことが無いので気になってはいるのですが。
ここにも看板がありまして、こちらは水の流れを書いてるんですかね。
ここに来て謎が解けたのですが、貯水湖の水位が堤体ギリギリまであって越流しても大丈夫なのかと疑問を抱いていた件について、この図を見る限り越流した水はダムの堤体下部にある洪水吐から放流されているようでした。
既に越流してたと言う事だったんですね。しかしこんな作りをよく思いつくなと。知れば知るほど手の込んだダムで有る事が伝わってきます。
豊稔池ダムの脇には階段があり、そちらからも天端に行くことが出来ました。最初の記事でも見てしまっていましたが、この貯水湖の水位の高さ。灌漑用の役割もあるので、この時期はこんなもんなのかもしれませんね。
ここから先は柵があって立ち入り禁止です。そもそもこんな形状なんで上を歩けても怖いですしね。
階段の途中からの豊稔池ダム。こうしてみるとマインクラフトのクリーパーに見えなくもないような。
豊稔池ダムは期待を裏切らず本当に見ていて楽しいダムでした。調べれば調べるほど非常に凝った作りをしているダムであり、数あるダムの中でも唯一無二の存在として今までもこれからも存在するダムなんだと思います。これはダムに興味が無い人でもダムを好きにさせるダムなのかなと改めて感じる所です。
おわり